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○長寿の心得=人生万才

 友達(大岩さん)から、いただいた手ぬぐい。どこかの旅行先で買ってきて、それをおみやげに下さったのでしょう。




 その手ぬぐいに、なかなか面白いことが書いてありました。さっそく、壁に張ったのですが、それを改めてここに写してみましょう。


     長寿の心得
       人生は山坂多い旅の道

 還暦  六十才でお迎えの来た時は 只今留守と云へ
 古希  七十才でお迎えの来た時は まだまだ早いと云へ
 喜寿  七十七才でお迎えの来た時は せくな老楽これからよと云へ
 傘寿  八十才でお迎えの来た時は なんのまだまだ役に立つと云へ
 米寿  八十八才でお迎えの来た時は もう少しお米を食べてからと云へ
 卒寿  九十才でお迎えの来た時は そう急がずともよいと云へ
 白寿  九十九才でお迎えの来た時は 頃を見てこちらからボツボツ行くと云へ

  気はながく 心はまるく 腹たてず
  口をつつしめば 命ながらえる
                       (亀の花押)(人生万才の押印)


 なかなか面白いものではありませんか。
 なお、最後の「気」「心」「腹」「口」「命」という文字には、ちょっと工夫がしてあります。
 つまり、「気」という字の最後の部分が長くなっていたり、「心」という字は丸っこく書いてあります。また、「腹」という字は横向きになっていて、「口」という字は小さめです。そして「命」という字の最後の部分が、やはりうんと長くなっているのです。

(注) 「古希」は唐時代の杜甫の「人生七十年古来稀」からできた言葉でしょう。また、「傘寿」と「米寿」は、どうやら文字の形から付けられたのではないかと思うのですが、……
 他の言葉の命名された由来をご存じでしょうか?

 実際には、四十歳と五十歳くらいがあってもよいようです。
 例えば、「四十にして惑わず」とか「五十にして天命を知る」などというのも、長寿と関係がありそうです。私は50歳になっても天命は知りませんでしたけれど、その代わりに「健康の大切さ」をつくづくと知りました。
 本当は、それではちょっと遅すぎて、間に合わなかったこともあるのですが。つまり、目と歯の問題なのです。
 いかがなものでしょうか?
 いずれも、お迎えがきたときの対応策が見事に述べられています。
 そして、最後には

 <気はながく 心はまるく 腹たてず 口をつつしめば 命ながらえる>

とあります。
 これは、日々大いに考えなければいけないことでしょう。
 また、最初の鶴と最後の亀は、何とも見事なタッチで書かれていますね。
 そう思いませんか。


Kuroda Kouta (2007.02.14/2007.11.24)