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  小石川植物園


○はじめに
○小石川植物園


○はじめに

 小石川植物園は、江戸時代からあったようです。


○小石川植物園

 小石川植物園を訪ねようとして、東京メトロ丸ノ内線の茗荷谷(みようがたに)駅で下車。
 おそらく、この辺には茗荷が生えていた谷戸(やと)が昔あったのでしょう。茗荷は生姜(しょうが)の一種で、たくさん食べると物忘れするようになると言います。
 また、途中「播磨坂のさくら並木」を通りました。播州播磨(ばんしゅうはりま)というと、何となくなつかしい気がします。なぜならば、私の郷里は兵庫県龍野市(現在のたつの市)ですから。言葉だけでも、ノスタルジアを感じるのはなぜでしょうか。
 三列に並んでいる桜の並木の向こうに小高く見えるところが、小石川植物園です。




 説明板を読んで、なるほどと思いました。
 地形についての想像は当たっていたものの、桜に関してはちょっと違ったみたい。徳川吉宗の飛鳥山公園のようないわれがあると思ったんだが、……
 下の説明板が参考になるかもしれません。




 さくら並木の中に、素敵な銅像がありました。その女性の顔が、何となく男っぽく見えたのが、私には印象的でした。




 小石川植物園は、もともと薬草の研究をしていたということです。
 行く前に 地図 を見たら、「東大総合研究博物館 小石川分館」ちゅうのが中にあって、そこで質問ができるのではないかと思って期待をしたのが大間違い。実際には、下図のような古い建物があって、内部は立ち入り禁止。
 本館の受付で聞くと、何となく
 <私たちは高度な研究をしているので、君たちのような低級な質問に答えている暇はない。どうしても知りたいのなら、小平のほうへ行け>
というような内容の返答でした。
 言葉は、とてもていねいでしたが。

(注) 小石川植物園は、国の施設なのに入園料をとる。団体の割引はあるが、高齢者の割引などはない。
 大人は、一律に330円であるが、そのチケットは向かいの雑貨屋で購入する。つまり、門外の道の反対側にある雑貨屋が券売所である。その理由は、入り口の係員が現金を扱わないようなシステムにしてあるのだろう。

 入り口では、そのチケットの半券を返してくれるのだが、縦書きで金額もおごそかに「参百参拾円」と書いてある。
 金銭を研究機関では扱いたくないのであろうか、はたまた過去に何らかの問題やトラブルがあったのであろうか。

 なお、受付で聞いた上記の言葉は、私の「僻み」(ひがみ)や「下司の勘操」(げすのかんぐり)、あるいは「揣摩憶測」(しまおくそく)の類かも知れないので、くれぐれも誤解のないようにしてください。


 私は、江戸時代から明治までの民間療法について知りたかったのだが、とりつく島もない。
 その人は、学者風の人であったが
 「私の知っている範囲で、あなたに答えてあげましょう。ただし、学問的に問題があったり、私の記憶が違っていたりするかもしれないので、あくまで参考です。ご了承ください。それでも、よろしいですか?」
などとは、絶対に言わない。

 昨年入院をしたときに、手術をしてくれた先生も東大卒のエリートであった。
 しかしやはり、病状などを説明してくれない。例えば、「腎臓のボーマン嚢(のう)が破壊されて、流れ出てくるのです。」とか「蛋白が尿に出ているのは、腸内細菌叢が弱っているからですよ。」などというような説明を絶対にしない。
 ただ、「まだ治っていない。」と言われただけ。そして、その言葉にはあたかも「君の身体が悪いからだ。」というような意味がこもっていた。
 「身体(からだ)が悪いからだ」ということは、言われなくても患者自身はわかっている。そのために、入院や通院をしているのだから。これも、揣摩憶測(しまおくそく)の類?

 それでもバカに詳しく、くどくどと念を押すように説明を受けたことが一回だけある。それは、手術の前日に15分ほど。病院の助手と私の姉の立ち会いのもとに。




 そういえば、下図のように庭園もなかなか見事。植物園と言っても、私のイメージした野菜や薬草とは関係があまりないらしい。もしかしたら、小平のほうがそうかもしれないが、……




 全体の案内図を下に示しますが、そのほとんどが樹木のようです。




 まぁ、勝手に「暴れん坊将軍」の吉宗などから想像したのが、迂闊(うかつ)で愚かだった。そんなわけで、得るところはあまりなかった。ただ、木に付けてあった銘板を見て「メタセコイア」を「アケボノスギ」とも言うということを知ったのが、うれしかった。
 そして、古く幕府や教会(修道院)などに関係した施設や、テレビでやっているドラマ「修道士カドフェル」の内容なども思い出したりもした。

(注) 「修道士カドフェル」というのは、エクス=ピーターズ原作の小説を映画化したシリーズ。中世というか、近世に近い時代のかなり大きな修道院が舞台として描かれている。しかし、外部の問題が修道院の中に事件として持ち込まれるので面白い。 カドフェルは、修道院の薬草園を管理している。そして、物語には薬草による治療や毒殺のテーマが多い。

 むろん、カドフェルは修道士であるが、ベリンガーとかロバートという取締官なども登場するので、事件性やサスペンス・探偵物語のような様相を展開する。そんなわけで、私が大好きな番組の一つである。
 イギリス映画で、最近237番のミステリチャンネルで放映されている。(東京多摩地区のケーブルテレビ局)


 植物園を出ると、道に下図のような説明板があった。小石川養生所青木昆陽のことが記されているので、私の記憶違いではなかったと安心をした。
 若山牧水という人はよく知らないが、ここに書いてある短歌は私に何となく万葉集のリズムを思い出させるのですが、どうでしょうか。

(注) なお、短歌・長歌・旋頭歌などの和歌や近代短歌を研究しようとしたが、とても難しいのでやめた。
 指導をしてくださる三木アヤ先生のご健康の事情もあって、先が進まなくなってしまったからだ。ここでも、「何でも自分以外に原因があって、先に進めない」というような見苦しい屁理屈を言うのが私の悪い癖。

 ご参考までに、どこまで進んだか? それを疑う人は、下記をご覧(ろう)じ有れ。
http://rikinf.web.infoseek.co.jp/nyu_tanka.html







 まったく余分なことであるが、上の説明板の対面(といめん)に「天皇山 安閑寺」というのがあった。
 戦前では考えられないような名称である。私は、びっくりしてしまった。なぜならば、「天皇はぼんやりしている!」という意味も含まれる寺号であるから。

(注) 寺号(じごう)は、寺の称号のことです。ふつう、「山」の付く「山号」と、「寺」の付く「寺号」から成り立っています。この場合は、「天皇山」が山号。「安閑寺」が寺号。
 また、「院」の付く寺もあります。そこは、何となく格式が高いように思うのですが、……






 ちょっと疲れちゃったので、帰りは春日駅(後楽園駅)から初めての大江戸線に乗った。そして、西新宿に出て、京王線の特急で戻った。
 本当は、後楽園のジェットコースターに乗ってみようと思ったんだけど、……



Kuroda Kouta (2007.05.21/2007.12.09)