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  笑いの実現(落語入門)


○はじめに
○三遊亭円遊(堀の内・花見小僧)
○三笑亭可楽(富久・妾馬)
○三遊亭円馬(子別れ・菅原息子)
○三遊亭小園馬(花見酒・つりの酒)
○三遊亭小円朝(千早振る・後生鰻)
○桂米丸(宝石病・手料理・狭き門・試着室)
○古今亭今輔(藪入り・表札)
○柳亭痴楽(ラブレター)・三笑亭夢楽(寄り合い酒)・春風亭柳好(かぼちゃ屋)


○はじめに


 「笑うこと」は、「健康によい」と言います。
 例えば、「笑う門には福来たる」などと昔から言われているからです。 その意味は、「いつもにこにことして、笑って暮らす人々の家には、自ずと幸運がめぐってくる」ということでしょう。

 いったい、「笑い」とは何でしょうか。ベルグソンの『笑い』という本をもっていますが、読んでみても私には、いまひとつわかりません。そこで、私なりに調べてみました。

 「わらう」は、ふつう「笑う」と書きます。また、「嗤う」などとも書くこともあるようです。それぞれに意味がちょっと異なっているようです。いずれも、「口」編の文字です。

 「嗤う」  あざわらう。さげすんで笑う。あざわらい。冷笑。
 「嗤う」は、相手をバカにしてわらう意味です。
 「鼻先で、ふんと嗤う」
 「大臣の愚策を嗤う」
 アンブローズ=ピアスでしたっけ、『悪魔の辞典』が最初「冷笑家辞典」であったことを考えるとうなずけます。

 「(か)」  しかる。とがめる。なじる。わらう。
 「呵呵(かか)」は、大声で笑う声をいいます。「寒山拾得」の掛け軸の賛(さん)に書いてありました。
 「哂う(わらう)」  ほほえむ。あざわらう。
 「(さく)」  「花が咲く」というときに使う字も、笑うという意味があります。なぜでしょうか。
 「(てつ)」  大笑いする。その声。固い物を噛む。その様。

 他に、私のフロントエンドプロセッサ(ATOK17)では出ないのですが、「口」編に「台」と書く文字があります。「かい」という字です。意味は、笑う。あざけり笑う。よろこぶ。楽しむ。

 しかし、ここではそれらの文字に拘泥(こうでい)することなしに、「笑い」についての小研究をしてみましょう。
 そもそも「笑い」とは、「おかしさ」「楽しさ」「うれしさ」「照れくささ」「軽蔑」などの表現。また、満足をしたときの表現としても、「ニンマリとする」などとも言います。
 そのような表現は、顔の筋肉を調節することによって表します。それは、幼児からの訓練によるものなのです。したがって、上品な笑いをする人と、下品な笑い方をする人がいるのです。
 顔をやわらげたりするだけでなく、声を立てたりもします。
 「大声でワッハハハと笑う」
 「うれしそうににっこりと笑う」  「にっこり」は漢字で「完爾」と書きます。「石原完爾」の名前になっています。
 「腹の皮がよじれるほど笑う」
 「鼻で笑う」とか「せせら笑う」  相手にとっては、あまりよい笑われかたではありません。

 また、バカにする場合もあるようです。嘲笑をするのです。
 「来年のことを言うと、鬼が笑う」
 「一円を笑う者は、一円に泣く」


 何とかして、日々大声で笑いたいものです。
 でも、毎日の生活の中には、なかなか笑いが止まらないようなテーマがありません。それどころか、怒りたいようなことが多いのも、言わずもがなの現状・事実のようです。
 そこで、ここでは落語を活用しようと考えました。
 古典的落語から、まったく新しい内容のものまで、とにかく笑うための資料とするのです。
 下記に私がテキストとして用いている落語のあらましを述べておこう。
 ただし、その順序には意味がない。


○三遊亭円遊(堀の内・花見小僧)




○三笑亭可楽(富久・妾馬)




○三遊亭円馬(子別れ・菅原息子)




○三遊亭小園馬(花見酒・つりの酒)




○三遊亭小円朝(千早振る・後生鰻)




○桂米丸(宝石病・手料理・狭き門・試着室)




○古今亭今輔(藪入り・表札)




○柳亭痴楽(ラブレター)・三笑亭夢楽(寄り合い酒)・春風亭柳好(かぼちゃ屋)




Kuroda Kouta (2007.08.28/2007.09.04)