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  健康と化学薬品



○はじめに
○バイオエタノールの問題
○硝酸態窒素による水道水汚染
○プールなどの塩素


○はじめに


 ここには、食べ物や生活習慣などと化学薬品との関係について、メモ的な記事を思いつくままに残しておきましょう。
 なぜならば、食べ物や水、そして空気などは、私たちの日々の健康に大きく影響をしています。そして、それらが化学薬品によって人体に好ましくない状態になることが非常に多いからです。


○バイオエタノールの問題


 2006年の1月に、アメリカのブッシュ大統領は
 「バイオエタノールなどの再生可能な燃料を増やして、ガソリン消費量を20パーセント削減する。」
という計画を発表しました。
 つまり、植物性の燃料を開発して、公害を減らしていこうということです。

 バイオ[bio]とは、「生命の」とか「生物に関する」という意味。
 さらに、バイオテクノロジー[biotechnology]を単に「バイオ」という場合もあるようです。
 バイオテクノロジーは、生物の化学反応や機能などを工業的に利用する技術のこと。例えば、遺伝子組み換え技術や細胞融合技術などを中心として、医薬品の開発や食糧の生産、さらには環境の浄化などに広く応用される技術です。

 しかし、そのように環境保全については素晴らしいことでも、当面の問題として困ったことがあります。
 なぜならば、バイオエタノールの原料はトウモロコシだからです。そしてそのトウモロコシが値上がりをすることによって、日本の養鶏業者などが破産をしたり、畜産農家の経営悪化が続いているからです。

 食料自給率が先進国の中でもきわめて低い日本の場合、輸入原料の価格アップは経営存続のリスクにまで結びついてしまう。何とかしなければならない問題です。


○硝酸態窒素による水道水汚染


 まず、硝酸態窒素とは何か?
 植物の成長にとって、窒素は欠かせないものです。しかし、植物は窒素をそのままの形では吸収することができません。そのため、硝酸態窒素などの形で取り込んでいます。
 したがって、メーカーは化学肥料の中にはこの硝酸態窒素が大量に配合する。
 その結果、地下水が汚染されたり、野菜の中に硝酸態窒素が残留をします。そこで問題が発生する。

 人間が硝酸態窒素を大量に摂取すると、酸素欠乏症を起こしてしまう。植物には必要な栄養分でも、人間にとっては呼吸障害を引き起こす物質なのである。
 最近の農村では、地下水の20パーセント以上が硝酸態窒素の環境基準を超えたと報告されている。汚染は悪化しているので、水道水さえも安全性が問題になるのは早晩のこと。


○プールなどの塩素


 水泳は健康によいと言います。
 しかし、昔の海水浴のように空気がきれいで、水も清冽ならば確かにそうでしょう。しかし、近年になって事情が変わってきたようです。つまり、必ずしも「水泳が健康によい」わけではありません。
 とくに、プールの場合です。

 プールの水については、国で定めた基準があります。そして、そのためには水道水と同じように塩素剤を使うのです。水中の塩素濃度は厚生労働省の基準で、0.4〜1.0ppmと定められています。
 なお、プールに入る前のシャワーや足場洗いなどの水は、消毒の意味もあって50〜100ppmくらいにしてあるそうです。
 消毒・殺菌のために使った塩素の残留したものを残留塩素といいます。
 この残留塩素には、二種類があり
(1) 水中の炭素や水素などのさまざまな物質と結合するタイプ
(2) 何とも結びつかない単体の遊離残留塩素
です。

 この遊離残留塩素が問題になります。
 肌に対しては、保湿力を弱めて、潤いをなくし、乾燥肌にする。その結果、かゆみが出たり、アトピーやアレルギー肌になっていく。
 毛髪に対しては、髪のつやをなくし、切れ毛や枝毛を増やす。髪のメラニン色素が漂白作用で破壊され、つやがないパサパサの焼けた毛髪になってしまう。
 以上のような問題について、配慮をしなければなりません。


Kuroda Kouta (2007.10.16/2007.10.16)