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 戯れ言5 2007年4月から2007年6月分



○むまのきつりゃう=わからない言葉?
○「Xファイル」の最後?=魂が不滅だと信じたい
○選挙投票の棄権=屁理屈の事情
○認知症と体重


○むまのきつりゃう=わからない言葉?


 かつて読んだ本などで、意味のわからない言葉があった。
 例えば、

(1) 『徒然草』第百三十五段にある
 「むまのきつりやう、きつにのをか、なかくぼれいりぐれんどう」

(2) 「おそれいりやのきしもじん」

(3) 「なさけありまのすいてんぐう」

などである。
 (2)と(3)は『徒然草』ではなく、別の本で読んだんだと思う。

 (1)は、たまたま安良岡康作さんの講演を聴いていてわかった。安良岡さんは、どこかの大学の先生をしているらしい。そして、そのクラスの女生徒が、回答のヒントを教えてくれたと謙虚に語っておられた。
 むろん、私もその又聞きで解った次第。

 (2)の鬼子母神(きしもじん)は目白の雑司谷にもあるが、入谷にも古くからある。
 調べたら、江戸時代の文人 太田蜀山人が「恐れ入谷の鬼子母神 びっくり下谷の広徳寺……」と書いたそうだ。真源寺に祀られている鬼子母神のこと。「江戸三鬼子母神」の一つ。万治2年(1659年)創建。

 なお、鬼子母神はインドの女神。凶暴で子供を取っては、食べてしまう。そこで、釈迦はこの鬼子母神の末子を隠し、子を失う悲しみを教えて改心させた。それ以後、安産の守護神として信仰されるようになった。

 (3)は、まったくわからない。
 水稲荷というのが早稲田にあって、かつて行ったことがある。もしかしたら、それと関係があるのかもしれない。しかし、稲荷と天宮では別のことであろう。弁天さまのことであろうか。いろいろと考えてみた。やはり、何のことかわからない。

 そこで、とにかく水天宮に行ってみた。2007年5月9日(水)である。そして、何もかもがわかった。
 そのあらまし。
 水天宮の本宮は、福岡県久留米市に鎮座ましましている。その発祥は今から七百年前。壇ノ浦の合戦で二位の尼(祖母にあたる)に抱かれて入水した安徳天皇たちの霊を慰めるために、官女であったものが小さな祠(ほこら)を建てたのが起源。

 その水天宮を久留米藩主 有馬忠頼が、江戸屋敷内に御分霊をして祀った。でも、それは屋敷神であるので町民は入れない。しかし、江戸っ子たちの信仰は厚く、塀越しに賽銭を投げ込んだりする。
 そこで、毎月五日の縁日に限って屋敷を開放したという。

 そんなわけで、誰からともなく言い出した「なさけ有馬の水天宮」というような洒落(しゃれ)が江戸のはやり言葉になったという。

 地図は、

http://maps.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&q=%E6%B0%B4%E5%A4%A9%E5%AE%AE&ie=UTF8&z=17&om=0

 うれしくなって、そこから歩いて築地本願寺に参拝をした。
 さらに、浜離宮庭園まで行こうと思ったが、疲れちゃったのでやめた。


○「Xファイル」の最後?=魂が不滅だと信じたい


 大好きな「Xファイル」が終わっちゃったみたい。
 5月のゴールデンウィークに、1日(火)・2日(水)と平日が含まれている。この日は、郵便局もやっていたので「神農」の支払いなどをした。
 また、朝の8時から233FOXチャネルで「Xファイル」919・920を見た。
 1日が「真実 パート1」、2日が「真実 パート2」である。パート2は番組表で「終」となっていて、最初の字幕のタイトルにも「グランド・フィナーレ」とかっこ書きで知らせていた。おそらく、ファイナルシーズンの最終回であろう。

 そもそも、「Xファイル」を見始めた経緯(いきさつ)。
 だいぶ前のこと。私も妻も、テレビをまったく見なかった。しつこく来るNHKの集金屋も、疑っていたみたい。しかし、事実なのである。そうは言ってもビデオデッキがあって、名画などをレンタルショップで借りたフィルムで見て、楽しんでいた。
 無駄な情報が次々とインプットされるのを少しでも逃れたいからだ。

 そんな私を憐れんで、大岩唯浩さんが毎週録画をしたテープをくれた。その中に、記録映画などに混ざって「ER」や「ミスタービーン」などのドラマが入っていた。「Xファイル」も、シーズンの最初のころのがあって面白かった。ストーリが、何となく斬新であったから。

 最終回で、モルダーたちの言葉を拾ってみよう。

・ 「何を言ってもムダだ。結果は出ている」
 モルダーが軍事裁判にかけられる。その裁判は、どうやら地球外生命体の陰謀かもしれないのだ。しくまれた裁判に対して、憤りを過ぎてしまった感慨が述べられる。
 私は、極東軍事裁判などの記録を考えて、さもありなんと思った。中にインドのパール判事のような人もいたからである。
 そして、このドラマではサムシング・グレートのような存在を設定しているのではないかと、心を寒からしめた。

・ 「大勢がとなえれば、嘘が堂々とまかり通る」
 同じ軍事裁判に対する言葉。モルダーが無敵戦士を殺した証人に対して批判的に述べた言葉。考えてみれば、宗教裁判や極東軍事裁判でも、多かれ少なかれそのような傾向があるのではないか。
 これも、同上。

・ 「ある日、突然すべてが見えるようになる」
 最初は、何が何だかわからないが、進むにしたがって全体がわかってくるという意味。盲目滅法(めくらめっぽう)に、かつがむしゃらに進んでいるうちに、最後にたどり着く境地か。
 そんなもんだと思う。

・ 「ボクは魂が不滅だと信じたい」
 車の中でスカリー捜査官に言う言葉。
 科学者で現実的である彼女も、それまでに繰り返してきた不思議な体験によって、そう思わざるをえない。
 私(黒田康太)は、もしかしたら「魂」は単なる「肉体」ではなく、「エネルギー」の一種ではないかと思う。そんな意味で、プラトンの洞察は素晴らしいと思っている。それが、証明できない時点でも。

・ 「まだ希望がある」
 最後に、シリーズを終わるに当たって述べた言葉であろう。
 もしかしたら、やがて別な形で再開するのかもしれない。
 番組では「ロズウエル」というホームドラマに変わってしまった。


 この「Xファイル」という作品は、単に作られた番組を見るというのではなく、大いに考えさせられる内容である。見る人が心理的に「見られている番組」に働きかけることができるからです。
 モルダー捜査官の人生観は、物に対する欲望ではなく、未知に対する限りない知識欲のようである。それが、奇想天外な方法で次々と展開をしていく。

 単純な「自分のものにしたい」というような欲望ではなく、その中に自分を置きたいというような考え方ではなかろうか。


○選挙投票の棄権=屁理屈の事情


 玉三郎さんのブログ「4月23日」欄に、

 <選挙も終わり、次は8月の参院選挙だ、自民と民主の対決らしいが、何か、興味が沸かぬ、天気は曇り、桜も終わり、新緑まで少し、間がある。>

と書かれていた。

 実は、私も妻も今回の選挙は棄権をしてしまった。日曜日は買い物に行ったり外食をしたが、行かなかったのである。その言い訳。

 だいぶ前から、立候補した人に「くれぐれもよろしく」と頼まれた。
 それが、現職の人二人、新人一人の計三人からである。私も妻も、その三人の人とは、かなり以前から親しくしているし、できたら全員が当選してもらいたいところだ。
 それぞれ真面目で立派な人であるから。

 しかし、投票は一人しかできないらしい。そこで、とうとう行くのをやめることにしてしまった。おそらく、当落の結果はともかく、三人の方には近いうちに会うだろう。
 そのときに、すべての人に

 「あなたを入れましたよ」

とも言えないだろう。
 そうかといって一人はいいとして、残る二人の人に

 「実は、あなたではなく○○さんに投票したんです」

とも言えない。
 そんなわけで、次に会ったときは全部の人に「その日は頭痛のために寝込んでしまって、ご期待に添えず、どうもすんません」と詫びるつもり。
まったく、屁理屈ではあるが……


○認知症と体重


 きょう(2007年4月27日、金曜日)久しぶりに小山田の緑地に行こうと考えた。町田に残っている多摩のパストラールと言ってもよいところ。
 でも、聖蹟桜ヶ丘発10時の福祉センター行きのバスが来ない。
 急行で、観光バス仕様。そして、バスガールも乗っている。たいがいは、美しくて若い女性である。それでも運賃は、無料。

 もたもたしていると、白石さんが教えてくれた。この路線の運転手さんは定年前の人で、もしかしたら忘れてしまったのではないかという。いくら何ぼなんでも、京王ほどの一流企業ではそんなことはないだろう。もしかしたら、唐木田のセンターが設備点検か何かで休業日のために、バスが運休になったのではないか。

 白石さんは、情報通である。続いて、大倉さんの消息も教えてくれた。
 そう言えば、大倉さんとはここ3ヶ月ほど会っていない。しかし、その話を聞くと心配になってきた。

 大倉さんご自身はお元気だが、奥様がいけない。すでに、認知症になってしまったという。したがって、日中は看病をしなければならないので、出かけられないらしい。看病と言っても、一日中付いていなければならない。また、ご主人に比べて奥様は体重の重い人なので、一人ではちょっと動かせない。

 そんなわけで、娘さんも戻ってきているという。つまり、奥様がでっぷりと太っているので、二人がかりでなければ看病ができない。大変な生活である。

 私は、恐ろしくなった。
 体重が、かなりあるからである。おそらく、私がダウンをしたら妻の手には負えないだろう。そんなことがあるので、体重を減らすことを考えて20キログラムほど減量をした。

 しかし、である。
 体重を減らすと免疫のシステムが弱くなるらしい。そんなわけで、ここのところ、どうも体調がいけない。何とかならないものだろうか。


Kuroda Kouta (2007.04.01/2007.09.12)