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  花と鼻・ハナミズキ



はじめに
ハナミズキという名前


はじめに

 言葉からの連想。「ハナミズキ」は、「鼻水」という音をもっているのが残念。ハナミズキという桜のような美しい花木でありが、どうしても鼻水(洟水)を連想させてしまう。

 花

 鼻 クレオパトラの鼻
 伎楽(ぎがく)の面に、鼻の長いのがあった。(広辞苑の挿絵)

 パスカルの『パンセ』(瞑想録)には、興味深い言葉がたくさんあります。例えば、
 <人間は、自然の中で最も弱い1本の葦にすぎない。しかし、それは考える葦である。
 だから、われわれのあらゆる尊敬は、考えることにある。>
 その中でとてもユーモラスなのは、
 <クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、世界の歴史が変わったろう>
という部分です。
 また、短い言葉で
 <口のうまい人、悪いしるし>
とあります。
 これも、孔子の言葉を思い出させて愉快です。東洋も西洋も、人間の本質には変わりなく、偉人の鋭い観察と深い洞察が、言葉の中にあります。
 また、
 <あまり若くても、老いても正しく判断できない>
という箇所は、逆に佐藤一斎の<若いときに学問をすれば、大人になり役立つ。大人が学べば衰えない。老いても学べば名が残る>を考えます。

 自然は、一本に葦に比べたら大きいことは確かです。しかし、人間の考える空間はもっと大きいかもしれません。思考や思索は、限りない可能性をもっています。人間が考えるということ自体が、もう不思議です。
 人間は、自分自身の中に一つの宇宙をもつことができます。
 その大きさは、一人一人によって異なるでしょう。限られた狭い場所で現実の生活をする人もいます。一方では高い次元の空間をもった境地に、逍遙する人もいると思います。
 人間は自分の中で、自分自身を大きくしたり小さくしたりできるようです。考えることにより、人間の中に高い次元の思想ができることは、驚嘆に値することです。
 カオス(混沌)の状態から脱却し、自分自身を大きなシステム空間へ導くことが、おそらく誰にでも可能でしょう。



 芥川龍之介の「鼻」(ぜんちないぐ)

 ゴーリキ(ゴオゴリ?)の「鼻」
 ある官吏の鼻が突然になくなってしまい、その鼻が一人の人間として街を歩いているというのである。ちょっと不自然な設定ではあるが、そのような不幸が急に自分の身に訪れたときのことを考えると、思わずぞっとする。

 アメリカの作家の短編に、ある男が乳房になってしまったというのもあるから、鼻になるのも不自然ではないのかもしれない。さらに芋虫になってしまうカフカの「変身」におけるグレゴリー・ザムザの場合と似たような読後感を与える。
 しかし、その結末は数日後に元に戻ったという結末である。

 もっとすごいのが、高橋葉介の作品にある。これは、顔の中から目と鼻と耳が休暇をもらって遊びにゆくというストーリ。

 吉野せいの『洟をたらした神』。その主人公のぼる。ヨーヨーを作るために、鼻水をたらしながら一所懸命に木を削っている。その姿が神々(こうごう)しい。

 最初、「花見月」しか出ないIMEスタンダード(漢字変換辞書)。「花見酒」は、2文節でちゃと出るのだが。

 ハナミズキは、ふつう「花水木」と書きます。アメリカから送られてきた木で、「アメリカヤマボウシ」の別名です。葉は楕円形で、秋に紅葉。春に4枚の紅色あるいは白色の苞(ほう)の付いた花を開く。明治45年(1912年)にアメリカに贈った桜の返礼として、大正4年(1915年)に米国から贈られた。


ハナミズキという名前

 三鷹市野崎にある花水木。吉祥寺病院が始めた老人保護施設。下の写真は、野崎交差点のところで、バスの中から撮りました。東八道路の交差点にありました。




 三鷹駅北口から、武蔵野税務署に向かう道路にありました。午前中なので、小さいながらシャッターが閉まっています。おそらく、バーではないでしょうか。




 同じく、その通りの美容室です。郵便局の看板よりも高い位置にありますが、なぜか縦書きの「花水木」の文字が目立ちません。むしろ、横書きのより小さい文字「美容室」のほうが目に付くのではないでしょうか。




 上の看板の実際のお店は、何ともモダンです。正面に行って見ると、下の写真。




 世田谷区喜多見四丁目にあったマンションに、下のような立て札がありました。閑静な住宅街ですが、とくにマンションには変ったところはないようです。




 「はなみずき」という花屋さんがあった。京王線の代田橋駅北口のすぐそば。実際に貼り付けた右側の木は、ほとんど崩れ落ちてしまった。




 「世田谷区上北沢二丁目1の9」に「はなみずきハイツ」があった。瀟洒なマンションではあるが、松沢病院の敷地内部にあるから、もしかしたら職員の住宅かもしれない。




 すでになくなってしまったが、かつて江戸六地蔵の一つがあった門前仲町の永代寺。そこに行ったときにあったお店。(2010年4月7日、火曜日) 上のガラスに、永代寺の特徴のある塔が写っている。




Kuroda Kouta (2007.12.10/2010.04.08)