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 創作シアターの進め方



○創作シアターの考え方
○創作シアターの作成手順


○創作シアターの考え方


 思いつきを何とかストーリに組み立て、Flash などを利用して、実際の物語に加工をする場合のアドバイスをここに記しておきましょう。しかし、ここに示すのは私がやってみた一例であり、各自の事情によっては大きく異なってくることをご承知おきください。
 事情とは基本的な考え方のほかに、それぞれの人がもっているハードウエアやソフトウエアなどのことです。つまり、デジカメの種類や Flash でないツールを用いた場合などが考えられるからです。
 また、ここで言うことは基本的なアドバイスですから、慣れてくるにしたがって自分自身の方法を確立されるのがよいでしょう。


(1) 劇の基本設計

 名前は、あなたのハンドルネーム○○を取って、例えば「○○創作シアター」あるいは「○○創作劇場」などとしたらどうでしょうか?
 私の場合は、英字で「rikwhi's theater」としました。和名で言うときは「リック・フィー劇場」となります。なお、この場合の「フィー」はスイフト作『ガリバー旅行記』に出てくる「フィーヌム」の略なんです。


(2) 物語の基本単位

 制作をする一本の大きさは、3分ぐらいがよいでしょう。さらに大きくても、せいぜい5分以内とします。
 なぜならば、大きな作品は当然のことながら容量が大きくなるので、取扱いにムリを生じることがあるからです。しかし、近い日に大容量のファイルでも問題なく記録や再生ができるようになるのは明らかです。
 一方では、見る人のほうの事情もあるでしょう。

 一般に、誰でも面倒なことが嫌いなのと、多くの人は飽きやすいということが原因です。
 だから、始めは3分くらいの大きさにして様子を見るのが得策です。そして、私はその約3分を4ブロックで構成をするようにしています。つまり、いわゆる「起承転結」なのです。
 この基本単位をいくつも続けていくことで、大きな物語とすることもできるでしょう。


(3) 基本単位の構成

 基本単位は物語の骨子をなすものです。
 それを画像や音楽、そしてデジカメのムービーなどを利用して、効率的に進めていきます。
 私のデジカメは、標準でムービーが最大16分です。したがって、1単位(ここでは1単位をQ(キュー)と言います)をそれに当てはめることが可能です。
 つまり、すべてをQで構成すると秒単位の配分は、下の表のようになるでしょう。

第1Q 第2Q 第3Q
第1ブロック(「起」の部分) 15 15 15 45
第2ブロック(「承」の部分) 15 15 15 45
第3ブロック(「転」の部分) 15 15 15 45
第4ブロック(「結」の部分) 15 15 15 45
60 60 60 180


 つまり、シアターの要素は12のブロックから構成されているのです。そして、制作もブロックごとのQ単位で効率よく行われるわけです。なぜならば、最初に設計をしっかりしておくと、製作期間が非常に短縮できるからです。
 むろん、物語の内容が単純であった場合は、もっと簡単でよいでしょう。一つのQだけでじゅうぶんなときもあるからです。例えば、単に「朝起きたら、雪が降っていた」というような内容です。


(4) 基本単位の構成例

 実際の作例で示してみましょう。
(製作中)


○創作シアターの作成手順


 作成をするときの手順をひととおり標準作業に作っておくと、ムダな作業が少なくなって短期間で仕上がります。
 ここには、私が一通りやってみた効率のよい手順を記述してみましょう。今後あなたが作成をするときには、いちおう参考にできると思います。そして、やがてあなたご自身の手順を構築してください。


(1) ストーリを考えコマ割りをする

 ストーリは長くても、また短くてもかまいません。単に「春の空に雲が流れていた」というような断片的なことでもいいのです。いずれにしても、メモにしておきます。長いものでも、箇条書きのような形で残しておきます。
 残しておくと後で手直しや作品の拡張をするときに便利です。
 しかし、記録はメモでなくてもいいでしょう。最初に短編小説のような形でまとめてしまうのも面白いです。また、短いものでも「春の空に雲が流れていた」というよりも、自分自身の想像などを盛り込んで、例えば「遠くより来たりしもののかたちして雲流れゆく春の日の空」というような短歌の形にするのはどうでしょうか。


(2) 各コマの背景を作る

 背景は静止画像でも動画(ムービー)でもかまいません。いずれもデジカメを利用すると簡単です。
 自分で撮影をしたものであれば、画像をそのまま使ってもかまいませんが、少しぼかすようなタッチにすると前景の主人公がはっきりします。
 ぼかすのには、「@フォトレタッチ」や「Paint Shop Pro」などの画像処理ソフトを用います。
 風景や器物などは、まず問題がないでしょうが、人物がいるときは注意が必要です。なぜならば、肖像権と言って他人の映像を勝手に使うとトラブルが生じることがあるからです。


(3) 各コマの主人公を前景に配置する

 主人公は自分自身にすることが多いようです。また、自分の周りの人を登場させてもよいでしょう。
 いずれにしても、写真からモデルを作成します。デジカメで撮影したものでなくても、昔の写真をスキャナーで読み取ってもよいでしょう。
 基本的な姿勢で人物を作っておいて、「六角大王」などでポーズを付けます。
 そして、背景と前景との合成にはフラッシュを利用するとよいでしょう。具体的には「Flash MX」や「FlashMaker 2」などを使います。


(4) 全体的に BGM を付ける

 BGM(バックグラウンドミュージック)や会話の音声を効果的に用います。
 ファイルタイプによってはそのまま利用できないものもありますが、拡張子「.wav」などが無難なようです。「.wav」ファイルは Windows に付属しているサウンドレコーダで音楽や声の録音が簡単にできるからです。工夫をすれば、1分以上のかなり長いものでも OKです。
 なお、参考までにサウンドレコーダーは
   スタートボタン>すべてのプログラム>アクセサリ>エンターテイメント
という、かなり深いレベルにあるので気付きにくいようです。


(5) 仕上がりを評価して手直しをする

 一度で気に入ったものは、なかなかできないようです。そこで、手直しをしたり、改良や追加をすることになります。また、少しずつ仕上げていく方法もよいでしょう。


Kuroda Kouta (2004.11.01/2007.099.25)